「今まで新卒採用中心だったが、ビジネス環境の変化に対応していくため、即戦力である中途採用を強化したい」、「DXの推進に必要な人材を急ぎ採用したい」など、中途採用を人材獲得の重要戦略と位置づけている企業が増えています。ますます企業の事業戦略上、重要になってくる中途採用のメリットを改めて整理してみます。
即戦力
就業経験のない新卒採用と違い、すでに社会人としての経験を積んだ人材のため、選考の段階で自社が求める経験・スキルを有しているか見極められ、入社後すぐに戦力化できます。
応募から入社時期まで自由な通年採用が可能
新卒採用は4月一括入社の企業がほとんどですが、中途採用は通年で採用することができ、選考のスピードも新卒採用と比較して速くなることが多いのが特長です。場合によっては、応募から数週間で内定・入社というケースもあります。欠員補充または新規事業や組織改革などのタイミングに合わせて、募集することが可能です。
教育のコストを削減できる
新卒採用では入社後、ビジネスマナーやビジネススキルの基礎を習得させ、戦力化するまで一定の期間とコストがかかります。すでに社会人経験を持つ中途入社者は、基礎的な教育は不要な場合が多いです。もちろん仕事の進め方、協業していく社内の関連部署などの説明は必要となりますが、すでにその領域での実績やノウハウを有している人材なので教育にかける時間やコストが削減できます。
社内の活性化
自社に新たな文化・価値観を持つ人材が加わることで、既存の社員の大きな刺激となり、今までなかった新しい企画・発想が生まれやすくなります。また、他社での経験やスキルを社内に発信してもらうことで業務改善や新しいサービスが生まれたり、既存の社員では当たり前すぎて気づけなかった自社の長所・短所を改めて認識するチャンスにもなります。
求める人材要件の明確化
採用する際の基準となる、どんな人を採用するのかを言語化したものが「人材要件」です。会社の経営理念・ビジョン、現場からヒアリングした必要な経験・スキル、職場にマッチする人物タイプをあわせ、MUST、WANTなど優先順位をつけていきます。できるだけ人による解釈の違いがないよう、具体的な言葉に落とし込んでいきましょう。
自社の魅力の整理、磨きこみ
求人媒体の広告制作、人材紹介での求人情報、そして面接など選考過程で、自社の強み・魅力を候補者にわかりやすく伝えることが大切です。そのためには、企業力、組織・風土、仕事などに分けて、それぞれの魅力を言語化し、採用に携わるすべての人が共有していくことが大切になってきます。改めて言語化することで社員が、自社の魅力を認識する良い機会ともなります。求人媒体、人材紹介会社、SNSなど、採用手法は違っても、確実にターゲットに響く自社の魅力を、一貫性をもって伝えていきましょう。
全社で採用活動を行う
採用は、人事や経営層だけでなく、全社で取り組むべきテーマ。リファラル採用を取り入れる企業も増え、採用に全社員で取り組む動きも進んでいます。全社で取り組むことで、自分たちで選んだ仲間という意識が芽生え、入社後の定着、活躍にもつながります。
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